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顎関節症と睡眠障害の関係性とは?眠れない原因と改善法
目次
港区麻布・西麻布の歯医者・矯正歯科、ココロデンタル西麻布です。
「朝起きたときに顎がこわばっている」「夜中に何度も目が覚める」こんな経験はありませんか。
実は、顎関節症は睡眠の質に深く関わっており、放っておくと症状が悪化することがあります。
今回は、顎関節症と睡眠障害の密接な関係性や、その改善方法について詳しくご紹介します。
読んでいただくことで、質の良い睡眠と顎の健康を両立するためのヒントが得られます。
結論として、顎関節症への早期対応が、睡眠の改善と心身の健康に直結します。
顎関節症が引き起こす睡眠トラブル
顎関節症は、就寝中にも痛みや不快感を引き起こし、眠りを妨げる要因になります。
特に、夜間の歯ぎしりや無意識の食いしばりが起こると、顎関節や筋肉に強い負荷がかかります。
その結果、眠りが浅くなったり、寝ても疲れが取れなかったりすることがあります。
このような状態が続くと、集中力の低下やイライラといった日中の不調にもつながります。
顎に違和感がある方は、まず睡眠の質に注目してみることが大切です。
睡眠時無呼吸症候群とのつながり
顎関節症と睡眠時無呼吸症候群には、密接な関係があるとされています。
顎の筋肉が緊張して気道が圧迫されると、いびきや呼吸の停止が発生しやすくなります。
特に仰向けで寝ると、下顎が後ろに下がり気道を狭めるため、呼吸が乱れやすくなります。
この状態が続くと、高血圧や生活習慣病のリスクが高まることも指摘されています。
夜間に呼吸の乱れや日中の眠気がある方は、専門機関への相談を検討しましょう。
顎関節にやさしい寝方と枕選び
睡眠時の姿勢や寝具は、顎関節の健康維持において重要なポイントです。
特にうつ伏せや横向きで寝る習慣は、顎に不自然な圧力を与えることがあります。
理想は仰向けで寝ることですが、枕やマットレスの選び方にも注意が必要です。
以下のような工夫が、顎への負担軽減に効果的です。
- ・仰向けで寝るよう意識する
- ・枕の高さは低めで首を圧迫しないものを選ぶ
- ・適度な硬さの寝具で寝返りが打ちやすい環境を整える
寝具の見直しは、顎と体全体のバランスを保つためにも役立ちます。
日常生活の見直しで予防を
顎関節症は、日々の生活習慣の積み重ねから起こることが多いです。
たとえば、スマートフォンを見るときの前かがみ姿勢や、頬杖、片側だけで噛む癖などが挙げられます。
また、精神的ストレスは歯ぎしりや食いしばりを引き起こし、顎関節に悪影響を及ぼします。
以下の習慣改善が、顎の不調と睡眠障害の予防につながります。
- ・夕食後はカフェインやアルコールを控える
- ・寝る前に軽くストレッチや深呼吸を行う
- ・日中にこまめに顎の筋肉をリラックスさせる
- ・意識して上下の歯を接触させないようにする
小さな工夫が積み重なって、症状の改善につながる可能性があります。
歯科治療とセルフケアの両立が鍵
顎関節症の改善には、歯科での治療と自宅でのケアを並行することが効果的です。
また、痛みの程度に応じて抗炎症薬や理学療法を取り入れることもあります。
加えて、日常的に行えるセルフマッサージや顎のストレッチも症状緩和に役立ちます。
顎や睡眠の悩みを放置せず、専門家の力と自分自身のケアを両立することが回復の鍵です。
まとめ
顎関節症と睡眠障害は互いに深く影響し合っており、どちらかの不調が悪循環を生む可能性があります。
適切な睡眠姿勢や生活習慣の改善に加え、歯科での診察とケアを受けることが改善への近道です。
毎日の眠りの質が上がることで、顎の痛みや日中の不調も軽減されていきます。
早めの対策が、健やかな心身を守る第一歩となります。
自身の歯についてお悩みの方はお気軽にご相談ください。
少しでもお役に立てれば幸いです。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
監修者
日本大学歯学部卒業後、日本大学歯学部附属歯科病院に入局、その後に大崎シティデンタルクリニック、高輪クリニック、麻布シティデンタルクリニックに勤務、
2017年ココロデンタル恵比寿開業、2021年ココロデンタル西麻布開業
【略歴】
・日本大学歯学部 卒業
・日本大学歯学部付属歯科病院
・大崎シティデンタルクリニック
・麻布シティデンタルクリニック
・ココロデンタル恵比寿開業
・ココロデンタル西麻布開業
港区麻布・西麻布の歯医者・矯正歯科
『ココロデンタル西麻布』
住所:東京都港区西麻布4丁目1−5同栄ビル 6階
TEL:03-6427-4590
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