インプラント治療の期間は？手術から回復までのステップと期間

blog
2024.10.12

港区麻布・西麻布の歯医者・矯正歯科、ココロデンタル西麻布です。
インプラント治療は、歯を失った人にとって、自然な見た目や噛む機能を取り戻すための効果的な治療法です。
ただし、治療期間が長いため、その間に不安を感じる人も少なくありません。
治療に入る前に、どのくらいの期間がかかるのかを把握しておくことは、心の準備を整え、安心して治療を進めるために大切です。
今回は、インプラント治療全体の期間やその進め方について詳しく説明していきます。
治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

インプラント治療の期間は、約6か月から1年以上

インプラント治療は、準備段階から手術後のメンテナンスまで、いくつかのステップを踏む必要があります。
それぞれの段階には時間がかかり、治療全体の期間は最短で6か月、長い場合は1年以上になることもあります。
この幅が生じる理由は、患者の口内の状況や、あごの骨の状態によって異なるからです。

治療前には、精密な検査やカウンセリングが行われます。
この過程で、あごの骨の状態をCTやレントゲンで詳しく調べ、最適な治療計画が立てられます。
また、虫歯や歯周病がある場合は、インプラント手術前にそれらの治療が必要となり、その分治療開始までの時間が延びることがあります。
さらに、あごの骨が薄い場合や骨密度が不足している場合は、骨を補う骨造成手術が必要です。
この手術後、骨が再生するまでに4〜6か月の期間が必要となり、治療全体の期間も長くなります。

インプラント手術の所要時間と方法の違い

インプラントの主要な手術自体は、1日から2日で完了します。
手術方法には2つのアプローチがあります。
1つ目は「1回法」で、手術を一度で行い、術後すぐに仮歯を装着する方法です。
もう1つは「2回法」で、1回目の手術でインプラントを埋め込み、あごの骨と結合するまでの待機期間を経てから2回目の手術を行う方法です。

どちらの方法が適しているかは、あごの骨の状態や患者の口腔内環境によって決まります。
骨の厚みがあり、硬さも十分であれば、治療期間が短縮できる「1回法」が選ばれることが多いです。
しかし、骨が少ない場合や感染リスクが高い場合には、安定性を重視した「2回法」が用いられます。
「2回法」は手間がかかりますが、確実にインプラントを安定させたい場合に適しています。

手術後の回復期間と仮歯の重要性

インプラント手術が終わった後は、あごの骨とインプラントがしっかりと結びつくための回復期間が必要です。
この期間中、インプラントが骨と定着するまでは、無理をせず、安静に過ごすことが求められます。
骨とインプラントの結合が順調に進めば、早期に仮歯を使うことができ、治療中の見た目を保つことが可能です。

仮歯は、特に前歯など見た目が気になる部分で役立ちます。
仮歯を装着することで、治療中も普段の生活を快適に過ごせるようになります。
また、仮歯の期間中は、見た目や噛み合わせの調整を行うテスト期間でもあり、最終的な人工歯を装着する前の調整に役立ちます。
仮歯はプラスチック製で耐久性が劣りますが、治療中の機能をサポートするための重要なアイテムです。