ジルコニアインプラントとは？メリット・デメリットも徹底解説

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2024.11.30

港区麻布・西麻布の歯医者・矯正歯科、ココロデンタル西麻布です。
インプラント治療を検討する際、特に「ジルコニア」という素材に注目が集まっています。
ジルコニアは金属アレルギーを避けたい方や、審美性を重視する方にとって理想的な選択肢です。
今回は、ジルコニアインプラントの特徴やメリット・デメリット、費用の目安、チタンやセラミックとの違いについて詳しく解説します。
治療の選択に役立つ情報を提供しますので、ぜひ最後までお読みください。

ジルコニアインプラントとは

ジルコニアインプラントは、金属を一切使用しないセラミック素材のインプラントです。
ジルコニアは「酸化ジルコニウム」を主成分とするセラミックスで、医療分野や宇宙工学にも利用されるほど高い安全性と強度を誇ります。

歯科領域では、特に審美性と耐久性を求める患者様に支持されています。
一般的なチタンインプラントとの大きな違いは、金属アレルギーのリスクを完全に排除できる点です。
また、白く自然な見た目を保てるため、歯茎が下がっても金属が露出する心配がありません。

ジルコニアインプラントは、特に以下のような方に向いています。

・金属アレルギーが心配な方
・審美性を重視したい方
・自然な見た目と高い強度を両立したい方

ジルコニアインプラントのメリット

ジルコニアインプラントは、次のようなメリットがあります。

・金属アレルギーを心配する必要がない
ジルコニアは非金属素材のため、金属アレルギーが完全に排除されます。
アレルギー体質の方でも安心して治療を受けることができます。
・自然な見た目を実現
ジルコニアは白い素材で、周囲の歯と馴染みやすく、審美性が非常に高いのが特徴です。
特に前歯の治療では、その美しい仕上がりが評価されています。
・高い耐久性
ジルコニアは非常に硬い素材で、奥歯のように強い力がかかる部位にも適しています。
一度治療を行えば、長期的に安定した使用が期待できます。
・汚れが付きにくい表面特性
ジルコニアの表面は滑らかで、歯垢が付着しにくいため、インプラント周囲炎のリスクを軽減します。
ケアがしやすく、健康な口腔環境を維持しやすい点も魅力です。

ジルコニアインプラントのデメリット

ジルコニアインプラントにはいくつかのデメリットもあります。
特に注意したい点は次の通りです。

・治療費が高額になる
ジルコニアは素材自体が高価であり、加工の難しさから費用が高くなります。
一般的には1本あたり30万円～50万円が相場です。
・顎の骨に負担がかかる場合がある
ジルコニアは非常に硬い素材であるため、噛む力が集中しすぎると顎の骨に負担がかかることがあります。
骨の状態によっては適応できない場合もあるため、事前の診断が重要です。
・適応症例が限られる
骨の状態や噛み合わせによっては、ジルコニアインプラントが適さないケースがあります。
治療前に歯科医師と十分に相談することが必要です。

ジルコニアとチタン、セラミックの比較

インプラント素材として、ジルコニア、チタン、セラミックの3つがよく選ばれます。
それぞれの特徴を比較すると以下のようになります。

・金属アレルギー
チタンは生体親和性が高くアレルギーのリスクが少ないとされていますが、ゼロではありません。
一方、ジルコニアは非金属のため、完全にアレルギーリスクがありません。
・審美性
ジルコニアは白く審美性に優れており、特に前歯に適しています。
・費用
チタンは比較的安価で治療可能ですが、ジルコニアは高額になる傾向があります。

費用と選び方

ジルコニアインプラントの費用は一般的に高額ですが、その分、金属アレルギーを避けられる安心感や高い審美性を得られる点で多くの価値があります。
治療費用を抑えるためには、以下のポイントを検討することをおすすめします。

・治療計画を歯科医師としっかり相談する
・自分に最適な素材を選び、無駄なコストを削減する
・定期的なメンテナンスを欠かさず行い、長期的なコストパフォーマンスを高める

ジルコニアインプラントを検討する際には、費用だけでなく、長期的な使用感や美しい仕上がりのメリットを考慮することが重要です。

まとめ

ジルコニアインプラントは、金属アレルギーを避けたい方や審美性を重視する方にとって非常に魅力的な選択肢です。
高い耐久性と美しい仕上がりを提供するこの治療法は、多くの患者様に健康で快適な生活をもたらしています。
ただし、治療費や適応症例の限界などもあるため、治療を受ける際には歯科医師としっかり相談し、自分に最適な方法を選びましょう。

自身の歯についてお悩みの方はお気軽にご相談ください。
少しでもお役に立てれば幸いです。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。