インプラントで歯並びは改善できる？矯正治療との違いを徹底

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2025.02.01

港区麻布・西麻布の歯医者・矯正歯科、ココロデンタル西麻布です。
インプラントで歯並びを治せるのか疑問に思う方は多いですが、結論としてインプラントは歯を並び替える治療法ではありません。
しかし、インプラントの形や配置を調整することで、見た目が改善されたように感じるケースはあります。
一方で、誤った位置にインプラントを埋入すると、かえって歯並びが悪くなることも。
今回は、インプラントが歯並びに与える影響や、矯正治療との違い、最適な治療計画について詳しく解説します。

インプラントで歯並びを治せるのか

インプラントの役割と限界

インプラントは失った歯を補う治療法であり、噛む機能を回復することが目的のため、歯の位置を変える矯正治療とは異なります。
インプラントの人工歯は歯の色や形を調整できるため、周囲の歯と調和させることで見た目が整う場合もありますが、歯そのものを動かすことはできません。

インプラントで見た目が整うケース

インプラントのデザイン次第で、歯並びが良くなったように見えることがあります。
例えば、以下のようなケースでは、インプラントによって歯並びのバランスが整ったように感じられます。

先天的に小さな歯がある場合、適切なサイズのインプラントを入れることで歯列が自然に見える
1本だけ歯が欠損している場合、周囲の歯との調和を考えたデザインにすることで目立たなくなる
歯列全体に影響を与えない位置にインプラントを埋入することで、噛み合わせが整う

ただし、歯並びの乱れが大きい場合は矯正治療が必要です。

インプラントが歯並びに悪影響を及ぼす可能性

インプラントの埋入位置が適切でない場合

インプラントを適切な位置に埋め込まないと、隣の歯とのバランスが崩れ、結果的に歯並びが悪くなることがあります。
特に奥歯にインプラントを入れる場合、噛み合わせが変わることで前歯の歯並びに影響を与えることがあるため注意が必要です。

インプラントが原因で歯が動くことも

天然の歯は少しずつ動く性質がありますが、インプラントは骨に固定されているため動きません。
そのため、周囲の歯がインプラントに押されるような形で移動し、結果として歯並びが変化することがあります。
特に、歯並びがもともと乱れている場合や、抜歯後に長期間放置していた場合には、インプラントを入れた後に歯並びの変化を感じることが多くなります。

インプラントと矯正治療を併用する方法

矯正治療を先に行うメリット

矯正治療を先に行うことで、歯を適切な位置に移動させた上で最適な位置にインプラントを埋め込むことができます。
これにより、見た目が整うだけでなく、噛み合わせのバランスも改善されます。
また、矯正によってインプラントのスペースを確保しやすくなるため、よりスムーズな治療が可能になります。

インプラントと矯正を併用する際の注意点

矯正治療を先に行わないと、インプラントの位置が固定されてしまい矯正の選択肢が制限される
矯正後にインプラントを入れることで、理想的な歯並びと噛み合わせが実現できる
矯正の治療計画を事前に立てておくことで、インプラントの埋入位置を最適化できる

インプラントと矯正治療の違い

インプラントの目的

インプラントは、虫歯や歯周病、外傷などで失った歯の機能を回復するための治療です。
人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を装着することで、天然歯と同じような噛み心地と見た目を再現できます。
ただし、歯を動かすことはできないため、歯並びの乱れを根本から治すことはできません。

矯正治療の目的

矯正治療は、歯を少しずつ移動させながら歯並びや噛み合わせを改善する方法です。
歯並びが悪いことで噛み合わせに問題が生じる場合や、歯磨きが難しくなり虫歯や歯周病のリスクが高まる場合に有効です。

まとめ

インプラントは歯を補う治療であり、歯並びを直接改善するものではありません。
しかし、人工歯のデザインによっては、見た目が整うケースもあります。
矯正治療は歯を動かして歯並びを根本から改善する方法であり、歯並びを気にする場合は矯正治療を先に行い、その後インプラントを入れるのが理想的です。
最適な治療方法を選ぶために、事前に歯科医師と相談することをおすすめします。

自身の歯についてお悩みの方はお気軽にご相談ください。
少しでもお役に立てれば幸いです。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。