喫煙者でもインプラント治療はできる？

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2024.09.05

港区麻布・西麻布の歯医者・矯正歯科、ココロデンタル西麻布です。
タバコを吸いながらインプラント治療を考えていませんか？多くの人が、喫煙とインプラントの関係を軽視しがちです。
喫煙はインプラント治療の成功率を大きく低下させ、術後のトラブルリスクを高めます。
歯科医療の専門家によると、喫煙者はインプラント失敗のリスクが非喫煙者の2倍以上とされています。

今回は、喫煙がインプラント治療に与える悪影響や、加熱式タバコ・電子タバコの影響、そして成功率を高めるための対策について詳しく解説します。
読者の皆様は、インプラント治療の成功率を高め、長期的な口腔健康を維持するための重要な情報を得ることができます。
インプラント治療の成功と長期的な口腔健康のためには、禁煙が不可欠です。

インプラントと喫煙のリスク

タバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させる作用があり、インプラント治療において大きなリスク要因となります。
血管が収縮すると、インプラントが埋め込まれた顎の骨に十分な栄養や酸素が届きにくくなります。
これにより、インプラントと骨の結合がうまくいかず、治療が失敗に終わる可能性が高まります。
さらに、ニコチンは体全体の免疫力を低下させ、感染症にかかりやすくなるため、治療後の回復が遅れることも考えられます。

インプラント周囲炎の危険性

喫煙者はインプラント周囲炎のリスクが非喫煙者に比べて高いとされています。
インプラント周囲炎は、インプラント周囲の組織が炎症を起こし、進行すると顎の骨が溶ける病気です。
タバコの影響で唾液の分泌が低下し、口腔内の自浄作用が弱まることで、細菌が増殖しやすくなります。
特に、インプラントは人工物であるため、天然歯よりも細菌への抵抗力が低く、炎症が進行するとインプラントがぐらつき、最悪の場合は脱落してしまうこともあります。

加熱式タバコや電子タバコの影響

加熱式タバコや電子タバコを使用する人も増えていますが、これらのタバコもインプラントに悪影響を与える可能性があります。
加熱式タバコには、紙巻きタバコよりも少ないものの、ニコチンやその他の有害物質が含まれています。
これらの物質がインプラントの結合や治癒に悪影響を及ぼすことは否定できません。
電子タバコも、無害とされがちですが、蒸気に含まれる物質が口腔内に影響を与えることが指摘されています。
したがって、インプラント治療を受ける際には、これらのタバコの使用を避けることが望ましいです。

禁煙がインプラント成功のカギ

インプラント治療を成功させ、長期的に安定した結果を得るためには、治療期間中の禁煙が不可欠です。
喫煙が血流を阻害し、免疫力を低下させることで、インプラントの結合が不十分になり、手術後の回復が遅れる可能性があります。
禁煙することで、インプラントと骨の結合がスムーズに進み、術後のトラブルを防ぐことができます。
また、治療が成功しても、喫煙を再開するとインプラント周囲炎などのリスクが高まるため、禁煙を続けることが推奨されます。

インプラント治療後のケアとメンテナンス

インプラント治療後は、定期的なメンテナンスと日々の口腔ケアが重要です。
特に喫煙者は、インプラント周囲炎のリスクが高いため、徹底したケアが求められます。
日常のブラッシングやフロスの使用に加え、歯科医院での定期的なクリーニングやチェックが必要です。
適切なメンテナンスを怠ると、インプラントだけでなく、周囲の天然歯や歯茎にも悪影響を及ぼす可能性があります。
インプラント治療後の健康を維持するためには、喫煙を控え、口腔内の環境を清潔に保つことが不可欠です。

自身の歯についてお悩みの方はお気軽にご相談ください。
少しでもお役に立てれば幸いです。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。